こんにちは、Lilieです。
みなさん、読書はお好きでしょうか。
全国出版協会・出版科学研究所によると2021年の国内の本の市場規模は1兆6742億円と、
多くの本が買われていることが分かります。
知識や情報をインプットできる、ストレス解消になる、想像力・創造力を刺激する
など、得られる価値の対価として、真っ当な出費だと思います。
とはいえ、人によってはとても大きな出費になっている方もいると思います。
この書籍代を、抑えられたらうれしいですよね。
勤め先によっては、福利厚生として補助や割引があるところもあると思いますが、
そうでなくても、国民の誰しもが享受できる、
あなたの自己研鑽を応援してくれる仕組みがあります。
それが、公共サービス・施設である図書館です!
図書館を含む公共サービスは税金が財源
公共サービスとは、
政府や地方自治体が、徴収した税を財源に市民に提供するサービスのことを指していて、
警察、消防、ごみ収集、福祉などが該当します。
また、公共施設には、学校、公園、道路などがあります。
すべての国民に必要不可欠なものなので、利用者に限定して個々に料金を徴収するのではなく、
税金の徴収という形でその供給費用を確保しています。
確かに、
ごみ収集や道路などは、「すべての国民」が日常的に使っています。
一方で、
こちらが自発的に行動しなければ享受できないような、公共サービスも多くあります。
その一つが、図書館なのです。
東京都にはなんと427館、23区内には245館もの公立図書館があります。
(2023年6月現在)
図書館は、誰しもが利用したことがあると思いますが、
20代以上のみなさん、最後に図書館に行ったのはいつですか?
子どものときは活用していたけど、
最近は全然行ってないなという方も多いのではないでしょうか。
令和4年度 東京都公立図書館調査結果によると、
東京都全体の図書館の登録者数は、人口のわずか35%にとどまるそうです。
なぜこんなにも少ないのでしょう?
図書館活用術(1)読みたい本がなくても取り寄せられる!
東京都全体の図書館の登録者数は、人口のわずか35%ということでしたが、
なぜこんなにも少ないのでしょうか。
確かに、
書店やネットと違って、家のすぐ近くにはないかもしれません。
また、「読みたい本が置いていない」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、場所によっては、図書館以外でも本を受け取ることができる、
「図書受渡窓口」もあります。
また、読みたい本が置いていなくても、
取り寄せたり、購入の希望を出すことも可能なんです!
ご存知でしたか?
読みたい本がないときにできること(1)区内図書の取り寄せ
最寄りの図書館にはなくても、区内の図書館にあるという場合、
本の予約・取り寄せは、図書館の窓口でもウェブサイトからも簡単にできます。
ウェブサイトから行う場合は、
利用している区の図書館のウェブサイトにログインし、
蔵書検索で読みたい本を選んだら、
予約する際に、受取希望の図書館を選択します。
すると、別の図書館にある本でも、最寄りの図書館まで運んできてくれるのです!
先述の図書受渡窓口が自宅や職場の近くにある場合は、
そちらを受取先として指定することももちろん可能です。
読みたい本がないときにできること(2)区外図書の取り寄せ
また、区内の図書館にもないけど、区外の図書館にはある、という場合。
この場合は、窓口もしくは、ウェブサイトから区外図書館資料借受申込ができます。
区内図書館で所蔵している資料は受付できないため、
区内の図書館にはない本であることと、区外の図書館にあることを
あらかじめ、下記URLなどで、確認しましょう。
読みたい本がないときにできること(3)未蔵書図書の購入希望
最後に、未蔵書の図書を読みたい場合。
その場合は、購入希望を出すことが可能です。
これまでと同様、窓口もしくはウェブサイトのフォームから申請することができます。
申請した購入希望内容は、図書購入の選定に活用されます。
わたしも過去に、小説の購入希望を出したことがありますが、
すぐに購入していただけました!
このように、読みたい本がない場合も、図書館はさまざまな対応をしてくれるのです。
図書館活用術(2)セカンドオフィスとして活用できる!
図書館には、本を読む以外に、勉強や仕事ができる座席が用意されています。
静かで快適な環境なので、集中して作業ができますし、
カフェなどと異なり、お金がかからない上に、お店に迷惑かなど考える必要もありません。
例えば、(わたしの一番のおすすめ図書館である)千代田区立千代田図書館は、
『あなたのセカンドオフィスに。もうひとつの書斎に。』というコンセプトを打ち出しています。
施設はとてもきれいですし、
平日は22時まで開館、インターネットや電源コンセントの利用も可能など、
コンセプトの通り、作業場所としてとても快適です。
九段下駅徒歩5分ですが、
建物の地下1階に駐車場が付いていて、最初の30分無料というのもありがたいです!
(※図書館を利用する場合は30分以内は無料.30分以降は30分ごとに250円)
■千代田図書館ウェブサイト
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/chiyoda/
図書館活用術(3)小さな子ども・赤ちゃんと遊びに行ける!
図書館には、子ども用のコーナーが併設されていますが、
小学生や幼稚園生はもちろんですし、赤ちゃんでも楽しめる場所です。
絵本、紙しばいも置いていますし、読み聞かせ会があったり、
靴を脱いでハイハイしたり読書ができるスペース、授乳室、おむつ替えコーナーなどもあります。
先ほども紹介した千代田図書館では、
千代田区内在住の生後6か月以上小学校就学前の子どもの一時預かり事業も、
図書館内の子ども室で行っています。
事前予約制です。1時間500円なので、民間のベビーシッター利用と比較して格段に安いです!
千代田区以外にも同様の制度はありますので、お住まいの自治体の情報を調べてみてください!
図書館のフル活用で節税よりお得!
図書館の活用方法は、
ただ本を借りるだけではないということが、おわかりいただけましたか?
図書館は公共サービスなので、わたしたちの税金が財源となっています。
税金を支払う側からすれば、
税金負担は大きいものですし、節税術もいろいろとあると思いますが、
節税よりも、効率的にお得を享受する方法の一つとしても、
公的サービスを活用することがあげられると思います。
例えば、
- 1冊1,500円の本を5冊、2週間に1回のペースで借りる
- 週に5回カフェで作業していたが、その内、3回を図書館作業に切り替える
- 月に1回(6時間)、子どもをベビーシッターに預ける代わりに、図書館併設の一時預かりサービスを利用する
場合には、
- 1,500円 × 5冊 × 年間26回 = 19.5万円/年
- カフェ代 500円 × 週3回 = 7.8万円/年
- (ベビーシッター代 2,500円/時 ー 一時預かり代 500円/時)× 6時間 × 月1回 = 14.4万円
合計で年間40万円以上、お得な生活を送れることになります。
サラリーマンであれば、いろいろな節税対策を通して年間20~30万円節税が目安ともされていますが、
図書館をフル活用するだけでも、その額を超す効果が見込めるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は、公共サービスである図書館の活用術をお伝えしました。
また、図書館は単に利便性が高くいだけでなく、
活用すればするほどお得です。
どんな地域にも、国民全員のためにある図書館。
ぜひ、大人になった今こそ、改めて足を運んでみてください!
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